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MacでWindowsを使う。Boot Campの概要

MacでWindowsを動かす製品は過去にもいくつか存在していた。しかし、仮想環境そのものをソフトで実現していたため、快適にWindowsを利用できるレベルではなかった。これは、当時採用されていたプロセッサがPowerPC系で、Windowsが動作するIntel系とは全く異なっていたためである。さて、長年PowerPCを採用し続けていたMacだが、G5以降性能が頭打ちとなったため、プロセッサをIntel系に置き換えたいわゆる“インテルMac”が誕生した。しかし、Macにはアップル固有の仕様が数多くあるため、Windowsを動作させるにはさまざまなネックがあった。そこに突如現れたのが、アップル自身による「Boot Camp」だ。Boot Campなら、Windowsをインストールするためのパーティション作成や、各種ドライバソフトまでも提供するため、Windowsさえ用意すれば、インテルMacに誰でも簡単にWindowsをインストールできる環境を実現した。なお、Boot Campで利用できるWindowsはフルインストール版のみで、アップグレード版は利用できない。

Windowsインストールの基本、パーティション作成

Boot Campでは、Mac OS Xとは別のディスクエリアを用意して、そこにWindowsをインストールする必要がある。そのために必要なパーティション作成も、Boot Campには用意されている。最低5GBからパーティションサイズを指定できるが、Windows XPなら5GB以上、Vistaなら15GB以上の空き容量が必要だ。パーティションを作成したら、MacBook Air SuperDriveなどの外付け光学ドライブからWindowsをインストールしよう。