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Windowsを買わずにMacで「初音ミク」を使う

バーチャル歌姫「初音ミク」「鏡音リン・レン」など、クリプトン・フューチャー・メディアの人気タイトル「VOCALOID 2」シリーズをMacで利用するには、Boot Campなどの仮想化ソフトでWindows環境を構築するのが一般的。しかし、x86ソフトの互換レイヤーである「Wine」を利用して、MacのX11環境で直接「VOCALOID 2」を実行させるソフトが存在する。この「MikuInstaller」は、Wineベースの市販ソフト「CrossOverMac」のオープンソース部分を利用したパッケージだ。「初音ミク」の名前をもじっているが、それ以外のWindows用ソフトも実行できる。ただし、すべてのソフトが動くわけではないので、注意が必要だ。なお、Leopardで利用する際には、事前にX11の非公式パッケージ「XQuartz」をインストールする必要がある。準備が整ったら、「setup.exe」をMikuInstallerにドロップするだけで、Windowsのようにインストーラが実行され、「VOCALOID 2」をMacのX11環境で実行することができる。

「VOCALOID 2」の使い方はWindows環境と同じ

「VOCALOID 2」のインストールディスクを開き、「setup.exe」ファイルを「MikuInstaller」のアイコンにドラッグ&ドロップすると、「VOCALOID 2」のインストールが始まる。MikuInstallerで組み込まれたソフトは、ホームフォルダ→「Applications」→「MikuInstaller」フォルダに保存される。そこにある「VOCALOID 2」→「VOCALOID 2 Editor」をダブルクリックで開こう。以上の手順で「VOCALOID 2」をX11環境上で動作させることができる。使い方はWindows環境と同じなので、マニュアルを参考にしよう。