HOMEMacの活かし方③ - システム編 > 開く/保存ダイアログを活用して、ファイル操作を素早く行う

開く/保存ダイアログを活用して、ファイル操作を素早く行う

開く/保存ダイアログから選べる「最近使った場所」メニューは、実際に使ってみるとその便利さが実感できる機能だ。これは、最近開いたり保存したりした際に利用したフォルダを記憶しておき、次にダイアログが表示されたらメニューからすぐに移動できる、というものだ。しかし、システム標準の設定では、ここで記憶しておけるフォルダの数が少ないために、直前にアクセスしたわずかな場所しか利用できない、という難点がある。そこで、ターミナルからコマンドを実行し、「最近使った場所」の数を増やしてしまおう、というわけだ。ここで使うコマンドは「defaults write」だ。ターミナルを起動したら、例えば「defaults write GlobalPreferences NSNavRecentPlacesLimit –int 10」のように入力する。コマンドの最後の数値が、表示したいフォルダの数なので、ここには任意の値を入れれば良い。実行したら、開く/保存ダイアログを表示し、実際にフォルダの数が増えたか確認してみよう。

開く/保存ダイアログを活用する

このほか、階層の移動にも「開く/保存ダイアログ」を活用することができる。ファイルを開いたり保存したりするときに開くダイアログは、直前に利用したフォルダ階層が表示されているため、別の場所に保存しようとすると、フォルダを辿って開かなければならず、面倒だ。しかし、あらかじめ対象となるフォルダウィンドウを開いておき、その中のファイルをドラッグ&ドロップすれば、すぐその階層に移動することができる。