HOMEMacの活かし方③ - システム編 > ホームフォルダーを持ち歩き、複数のMacで同じ環境を再現する

ホームフォルダーを持ち歩き、複数のMacで同じ環境を再現する

自宅のMacの環境を別のMacでそっくりそのまま再現して利用するためには、ホームフォルダを丸ごとコピーして持ち運ぶと良い。なお、これから紹介するホームフォルダのコピー作業は、Mac内のすべての領域にアクセスが可能な「ルートユーザ」で実行すると確実だ。手順としては、まず小型の外付けハードディスクや大容量のUSBフラッシュメモリを用意し、ホームフォルダ以下の内容を丸ごとコピーしておく。次に、「システム環境設定」の「アカウント」パネルからコピーしたいアカウントを選択し、コンテクストメニューを表示させ、「詳細オプション」を選択する。表示されたシートダイアログで「ホームディレクトリ」の場所をコピー先のボリュームに変更する。この時、ユーザ名までパスを通すことに注意しよう。ここまでの手順が終了したら、Macを再起動する。これで準備は完了だ。この後、もう1台のMacを設定していく。

もう1台のMacもコピー元と同様に設定する

もう1台のMacについても、先ほど設定を加えたコピー元のMacと同様に設定していく。「システム環境設定」の「アカウント」パネルで、コピー元と同じユーザ名とパスワードのアカウントを作成し、同じく詳細オプションで「ホームディレクトリ」の場所を外付けハードディスクなどのボリュームに変更しよう。これで「ホームフォルダ」を持ち運び、2台のMacで共有できるようになる。