HOMEMacの活かし方③ - システム編 > メモリ空間を開放して空き領域を確保する

メモリ空間を開放して空き領域を確保する

物理メモリをある程度増設していても、Safariで複数のウィンドウを開いて作業をしていたり、「Adobe Photoshop」などの仮想メモリを多く利用する大型ソフトを長時間使ったりしていると、次第にMacの動作が遅くなってくる。これは、メモリが不足しているためだ。特に、ハードディスク上に作られるスワップメモリによって速度が低下する。ハードディスクの不可視領域である「var」→「vm」フォルダ以下に、大量のスワップファイルが作成され、ここに対して頻繁にアクセスが行なわれることで、全体のパフォーマンスが落ちてしまう。ソフトを終了すれば確保されているメモリが開放され、スワップファイルも使用されなくなるはず…と思えるが、Mac OS Xのメモリ管理機能には若干クセがあるため、すぐにはメモリが開放されない。こうなったら、まずは「アクティビティモニタ」で空きメモリを確認してみよう。

メモリ不足を解消するには、再起動または空き領域の確保が有効

アクティビティモニタで、固定中・現在使用中のメモリ領域が増えてきたら、まずはソフトを終了するなどして、空きメモリを確保しよう。メモリ不足が原因で速度が低下した場合、再起動すれば手っ取り早く解決できるが、システムが遅くなるたびに再起動するのは非現実的だ。そんな時は、例えば、オンライウェアの「iFreeMem」など、確保されたままのメモリを手動ですぐに開放してくれるソフトを利用すると良いだろう。